• Coralogy -Discussion & Communications-, Journal of KIKAI institute for Coral Reef Sciences is an open access electric journal in any languages about coral reefs.Coralgy has a fomat of Double Open Peer Review (DOPR) paper and Pre-Print paper. Discussions and Communications publishes timely short-report about new data, research plans and reviews.
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  • Online ISSN: 2434-6012

喜界島サンゴロジー〜喜界島から発信するサンゴ礁科学〜

山崎敦子 ほか
山崎敦子,磯村尚子,樋口富彦,北野裕子,中村修子,渡邊剛 (2019) 喜界島サンゴロジー〜喜界島から発信するサンゴ礁科学〜 Coralogy, b1-1
Project 02

喜界島サンゴロジー〜喜界島から発信するサンゴ礁科学〜

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サンゴ礁は研究分野の多様性の高いフィールドであり,サンゴ礁科学は多様な視点から複雑系に挑むサイエンスである。これを“サンゴロジー(Coralogy)”と表現する。喜界島サンゴ礁科学研究所はサンゴ礁に関わる研究者が訪れ,情報交換や共同研究を活発化し,サンゴロジーを進める拠点となるよう設立され,4年が経過した。2018年11月23日に開催された日本サンゴ礁学会の自由集会“喜界島サンゴロジー”において,ユニークなサンゴ礁段丘と現生サンゴ礁生態系を有する喜界島を舞台に,サンゴ礁科学を発展させるための今後を話し合った。本稿はその内容を元に各講演者からの提案を報告としてまとめたものである。

  • Authors: 山崎敦子,磯村尚子,樋口富彦,北野裕子,中村修子,渡邊剛
  • Article No.(DOI): b1-1
  • Year: 2019
明度の違いによるサンゴポリプの伸び方

浦上 美夏海
浦上 美夏海 (2019) 明度の違いによるサンゴポリプの伸び方 Coralogy, b1-2
Project 02

明度の違いによるサンゴポリプの伸び方

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2018年8月4日~15日まで鹿児島県喜界島サンゴ礁科学研究所において、明度の違いによるハナガササンゴとマルアナハナガササンゴのポリプの伸ばし方を観察した。実験は、水槽を二つに仕切り、それぞれ明度を変えて行った。その結果、ハナガササンゴは明条件ではポリプを最大約7mmまで伸ばしたが、明条件のマルアナハナガササンゴ及び暗条件では2種ともポリプの伸びはあまり見られなかった。ハナガササンゴはポリプの伸びに一定の光が必要である。マルアナハナガササンゴも光によって伸びると思われたが、結果からあまり伸びは見られなかった。これは、マルアナハナガササンゴは実験環境に馴染んでいなかった可能性がある。今後、実験を継続することでより詳しい生態を解明していきたい。

  • Authors: M Urakami
  • Article No.(DOI): b1-2
  • Year: 2019,March
ハマサンゴ骨格とキクメイシ骨格のろ過能力の検証
~化石サンゴ骨格のろ過材としての資源利用を目指して~
石坂 悠希
石坂 悠希 (2019) ハマサンゴ骨格とキクメイシ骨格のろ過能力の検証~化石サンゴ骨格のろ過材としての資源利用を目指して~ Coralogy, b1-3
Project 02
ハマサンゴ骨格とキクメイシ骨格のろ過能力の検証
~化石サンゴ骨格のろ過材としての資源利用を目指して~
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本研究は、化石サンゴを使った資源活用のひとつとしてサンゴの骨格のろ過能力に着目したものである。本研究では、喜界島で採取されたハマサンゴとキクメイシの2種類のサンゴを使い、次の3種類の実験を行なった。1つ目は、通水実験である。まず、サンゴが水を通すかどうかがを確かめるために行った。2つ目は、ろ過実験(赤チョーク)である。この実験により、ハマサンゴはろ過能力を持ち、キクメイシはろ過能力を持っていないことが明らかとなった。ハマサンゴとキクメイシのキャリスの大きさと骨格構造が異なるため、ろ過能力に差が出たと考えられる。3つ目は、ろ過実験(墨汁)である。墨汁はハマサンゴでもろ過をすることはできなかった。ろ過材としての能力は、チョークの粉末程度であればろ過することができるが、墨汁程度のより細かい粒度のものはろ過が難しい。本研究の実験によって、化石のように死んでしまったサンゴをもう一度、有効的に利用することができる可能性が発見された。

  • Authors: Y Ishisaka
  • Article No.(DOI): b1-3
  • Year: 2019,March